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現在企画中イベント 日時 未定 場所 未定 代表 ゲオルグさん 参考動画Z鯖マルセイユ祭り砲艦アーチ(ニコ動) <大砲アーチ企画連絡帳> 大砲アーチに関する連絡事項はこちらを利用してください -- リトマネン@広報担当 (2009-04-06 11 18 00) 企画代表のゲオルグさんが模擬戦と被るとの理由で企画を中止することとなりました。楽しみにしていた皆さんには申し訳ありませんがご了承下さいませ。 -- リトマネン@広報担当 (2009-04-29 01 04 13) 名前 コメント
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本拠点内の砲台の威力、転倒 バズの爆風距離別威力 盾貫通? 敵のバランス値 スコア 特性値 改造値上限 リロード=20% 威力=10% 爆風値 爆風拠点ダメージ D格 HS判定のダメージ増加 特性値増加軽減 WA-KA- 回復 指揮系統 フラッシュ-格闘の流れ
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(自分の名前は自分で記入お願いします) 【名前】ネギトロどん 【コメント】チャット管理者です。BARとしての能力は低いですがチャットには毎日6時間居てます。
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キングギドラゴン コメント まず、取り巻きはガイアドラゴン3匹。ブルードラゴン3匹。このガイアドラゴンだけでもその辺のMOBとはLVが違います。そいつのファイヤーブレスは火鎧に火属性耐性30%にアムスがあってもHP少ない人は即死します。こいつは物理攻撃です。 そして、本体はRSをしていますのでそのまま突っ込んで殴ったら自滅します。 もちろんVIT250ふってるとゴス着ても250kくらいでるハッケイは相当痛く、そして1番厄介なのが1劇必殺異常なほどのATKがなす技でありますが猛虎硬爬山で999kなどでます。 DROPは生命の証、魔法の金槌0から2個、至高の金槌1から4個、などを確実に落とします。 MVPDROPとして5%ほどの確立で火竜の加護を落とします。 ものすごく強いですが不可能ではないので挑んでみてはいかがでしょう。
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現在停止中 ルーンエンチャント /rune と入力することでルーンエンチャントメニューを開くことができます。 上の欄にエンチャントを付与したいアイテム、下の欄に特殊なエンチャント本を置き、コストを支払うことでルーンエンチャントを開始することができます。 コスト表 - Lv1enchant 30LVL 500$ - Lv2enchant 75LVL 5000$ - Lv3enchant 100LVL 10000$ - Lv4enchant 500LVL 100000$ - Lv5enchant 1000LVL 1000000$ しかし、一部のルーンエンチャントについてはこの限りではありません。 ルーンエンチャント後のアイテムは、素材や交換アイテムとして使うことはできません。 ルーンエンチャント一覧 Gooey 相手を高く打ち上げる
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/ ̄ ̄\ / _ノ \ | -□-□) | (__人__) 現在行われている小説の新人賞のリストだ。 | ` ⌒´ノ | } ヽ } ヽ、.,__ __ノ _, 、 -― " l \ー-..,ノ,、.゙,i 、 [文芸誌系]=純文学 群像新人文学賞 新潮新人賞 文學界新人賞 早稲田文学新人賞 三田文学新人賞 朝日新人文学賞 文藝賞 すばる文学賞 太宰治賞etc... [中間小説誌系]=エンターテインメント 小説すばる新人賞 オール讀物新人賞 小説現代新人賞etc... [ミステリ系]=ミステリー 鮎川哲也賞 横溝正史ミステリ大賞 ミステリーズ!新人賞 メフィスト賞etc... [ライトノベル系]=ライトノベル 電撃大賞 ファンタジア長編小説大賞 富士見ヤングミステリー大賞 エンターブレインえんため大賞 スニーカー大賞 スーパーダッシュ小説新人賞 MF文庫Jライトノベル新人賞 小学館ライトノベル大賞 ファウスト賞 流水大賞etc... ____ / \ / ─ ─ \ !こんなにあるのかお!! / (○) (○) \ | (__人__) | \ ` ⌒´ /
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マップ 座標 現在位置 引用元:ツクール総合 初心者質問スレ Lv.3 2014-10-15 63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/29(火) 11 48 39 ID JhOaxv2c 物凄く初歩的な質問で申し訳ありません。VXAceです。 主人公の現在位置はどうやったら取得できるのでしょうか? 変数→ゲームデータ→プレイヤー→マップX,マップY これは間違ってるんでしょうか…まったくうまくいきません;; これを 代入してこの数値から加算減算して任意の位置にイベントを移動させたいのですが プレイしてみると移動させたイベントが画面の右端や左端の見えない位置まで 移動してしまいます。 ググってもでてこないのでおそらく質問するのすら恥ずかしいレベルの初歩的なことかと 思いますが、ご教授願えますと助かります…。 65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/29(火) 12 29 56 ID Bo/DkxyA 63 想定している数字が表示されているか、メッセージウィンドウに\v[変数ID]で表示してみる。 加減算が間違っていないか、もう一度よく確かめる。 マップX,Yと画面X,Yを勘違いしていないか確かめる。 少なくとも、試した限りプレイヤーのマップX,マップYで現在の位置情報が入ってるみたいだけども。 それでも解決しないなら、そのイベントの加減算の部分を貼ってもらわないとどこが悪いかは分からないね。 67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/29(火) 14 44 35 ID JhOaxv2c 63です。 どうもありがとうございます。どっちやねん!って言われそうですが… テストしてみて解決したと思ったのですが、 実際のマップに組み込んでみると位置がずれまくってしまいます; とりあえず、マップX、Yでプレイヤーキャラの位置情報は取得できました。 変数の操作:[0001:]=プレイヤーのマップX 変数の操作:[0002:]=プレイヤーのマップY 変数の操作:[0001:]-=5 変数の操作:[0002:]+=5 いべんとの位置設定:このイベント,変数[0001][0002] こんな感じにイベントを組んでみたのですが、 イベントの設置位置などで表示がずれます。 もう少し具体的に書くべきだったのですが、たとえばランダムに動いているキャラAがいて そのキャラAに話しかけるとキャラAがどの位置にいても(つまり主人公がどの位置にいても) 画面上の同じ場所にイベントBを表示したいのです。 上記のイベントコマンドだとイベントBの設置場所、キャラAの場所によって イベントBが表示されなかったりずれたりします。 解決したと言いながら全然解決していませんでした;;すみません; 68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/29(火) 15 19 43 ID .2rbc9ps イベントBが表示されなかったりずれている時って、プレイヤーがマップの端の方にいない? 例えば、プレイヤーの座標が(2,2)の位置にいるとして、上記の操作をしたら イベントBが(-3,7)になってX座標がマイナスになるからだと思う マップ自体をかなり広くして、移動可能範囲外(マップ外周の黒いタイル)を厚くすれば応急処置できそうだけど 69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/29(火) 15 47 45 ID JhOaxv2c 68 ありがとうございます。 それが、プレイヤーは広いマップのほぼ真ん中で画面でもほぼ中央あたりに 表示されているんです。 70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/29(火) 17 05 46 ID .2rbc9ps いべんとの位置設定:このイベント,変数[0001][0002] よく見たらここじゃね? キャラAに話しかけて上記のイベントを起こしているなら ここでの「このイベント」はキャラAを指しているはず ここにイベントBを置かないといけないと思う 72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/30(水) 08 57 43 ID 51uDJDdo 70 キャラAに話しかけてスイッチon ↓ イベントBを並列処理で実行 上記のイベントはこのイベントBの方に組みました。 狭いマップだと上手く表示されたんですが広いマップで実行すると 変なところに表示されてしまいます。 とりあえず、ピクチャ表示でなんとかできないかとか試行錯誤してみます。 73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/31(木) 07 50 56 ID a/DVkge6 72 Aに話しかけたらイベントAで位置設定変更した方がいいと思うよ。 問題あるとしたらそこじゃない?
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現在ダウンロードできるDeathmatchマップ 現在ダウンロードできるCapture The Flagマップ 現在ダウンロードできるWarfareマップ Vehicle CTF VCTF Avalanche V2 VCTF Feel Good Inc VCTF Slax
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デッドアイドル・ウォーキング ◆n7eWlyBA4w (どうして、私が出会うのは、こんな人間ばかりなんだろう……) 目の前で息を切らせながら挙動不審に陥っている幼い少女をただ眺めながら、 岡崎泰葉は一度目の出会いよりも更に深まる落胆を抑えられずにいた。 アイドルに会いたい。この絶望的な状況にも屈しない、信念を持ったアイドルに。 その一心で街を目指して歩いてきたというのに、次の遭遇者もまたアイドルではなかった。 泰葉はその少女を知っている。 いや、泰葉でなくても、ある程度アイドルに対する知識があれば知っているはずだろう。 白坂小梅。ここ最近急激にその活躍の場を広げてきた気鋭のアイドルである。 相方のほうは姿が見えないけれど、一人でも普段なら泰葉も認める輝きの持ち主だったはずだ。 あいにく、今のこの取り乱しきった様子からは、そんな輝きは微塵も伺えないのだけど。 誰か知らないが襲撃者から必死に逃げてきたらしい彼女は最初泰葉のことも恐れ、 警戒心を表面上だけでも解かせるまでに相当難儀する羽目になってしまった。 泰葉は心底幻滅していた。 小梅の言動からは、誰かに頼りたくて仕方ないのに誰も信じられない、そういう弱さが見えた。 人間としては当たり前なのかもしれないけれど、泰葉はアイドルのそんな姿は見たくなかった。 (いいアイドルは、死んだアイドルだけだというの? そんな、馬鹿なことが……) ない、とは言い切れなくなっている自分に腹が立つ。 そんなはずはない。今井加奈のように、高潔な覚悟を持ったアイドルもいるはずだ。 既に小梅への興味を失っていた泰葉だったが、他の参加者を知っているかもしれないと思い、 逃げ出そうとする小梅を半ば強引に呼び止めて話を聞いていたのだった。 その間も、膨れ上がる幻滅による目眩と頭痛を堪えながら。 しかし、それも無駄ではなかった。 「あっ、あの人、二人目って、殺すの、これで二人目って……!」 どもりながらも必死で話す小梅の様子は、人間不信なのに誰かに救ってほしいという、 そういう都合のいい甘えのように泰葉には感じられてあまり気分が良くなかったが、 そんなところは今は重要ではなかった。 二人目。確かにそう言ったのか。 この短い期間で、二人目。 もちろん他の犠牲者の可能性もあるが、一人目を泰葉が知っている可能性は、大きい。 動転し切っている小梅の言うことは殆ど要領を得ないも同然のあやふやさだったが、 それでも襲撃者が大きな銃を持っていることと、大人の女性であることは聞き出せた。 大きな銃、という条件は、今井加奈の死体の状況と一致する。 あの時の彼女の姿は、顔だけはまだ綺麗なままだったものの、胴体は酷い有様だった。 もう二目と見れないような惨状。単なる殺害ではなく、あれは破壊だった。 あいにく泰葉は散弾銃に対する知識はなかったが、普通の銃で撃たれたのではないのは分かる。 それを可能としうる凶器。同一犯の可能性は、高い。 そしてもうひとつの情報。 大人の女性。いったい誰だろう、と泰葉は考える。 幸い、サマーライブをきっかけにアイドルについてもう一度見つめ直した泰葉には、 この殺し合いに参加している大半のアイドルについては大まかに研究していた。 こんな犯人探しにその成果を使わねばならないことを呪いながら、記憶を辿る。 一見年齢に見合わない正統派アイドル路線が逆に好評を博した、川島瑞樹だろうか。 包容力と癒しの歌声に加え時折見せるはにかみが支持を集める、三船美優だろうか。 その隙のない佇まいや怜悧さと知性を備えた表情が魅力を放つ、和久井留美だろうか。 あるいはサマーライブでも顔を合わせた記憶のある洒脱な女性、相川千夏だろうか。 FLOWERSの姫川友紀も確か成人していた記憶があるが、彼女は容姿的な意味で論外だろう。 少なくとも名簿に載っているアイドル達の中で、大人といえばこの四人に絞られるはずだ。 そして、そのうちの誰かが今井加奈を殺し、白坂小梅に銃を向けた……。 それは泰葉にとって愉快な想像ではなかった。 そんなことは有り得ないと否定できればどんなにいいだろうか。 だが、小梅が嘘を言っているようには見えなかったし、そんな余裕も感じなかった。 おそらくは、真実。そのうちの誰かが、この殺し合いに乗っている。 泰葉は、そのことに思いを巡らせるほどに湧き上がる、得体の知れない感情を制御出来ずにいた。 彼女達は皆、それぞれが泰葉にはない輝ける何かを持っていた。 泰葉が手を伸ばしただけでは届かない何かを、確かに持っていた。 それを地に投げ捨てて。泰葉が求めても求めえぬものを放り捨てて。 そして自分達だけが生き残ることを選んだのだ。浅ましい獣のように。 夢も、誇りも、信念も、彼女にとってはその程度のものだったというのか。 ならば、その容易く剥がせる薄っぺらいメッキの輝きに惹かれた自分は、何だ。 自分が心から焦がれた輝きなんて、彼女にとっては、たかが命よりも軽いものなの? 泰葉は自分でも気付かぬまま、血が滲むほどに拳を握りしめていた。 許せなかった。自分の夢が、理想が、こうありたいと願う未来が、今踏み躙られていた。 幼い頃は何も知らずに夢見て、成長するにつれて諦め、そして今もう一度だけ目指したいと、 胸を張って歩んでいきたいと、そう思いながらも未だ届かずにいる、輝ける道を。 その道を堂々と歩む資格を与えられながら、なぜ殺す。なぜ夢を奪う。 なぜ、その道に繋がると信じて走ってきた泰葉の目の前で、自ら輝きを穢すのか。 自分がどれだけ恵まれているかも知らず。傍で手を伸ばす者の存在も知らず。 何も、何も知らずに。自分がアイドルである意味すら知らずに。 目を背けているのか。死にたくない、死なせたくない、そんなありふれた言葉で誤魔化して。 だから殺す。だから夢を奪う。だから輝くことをやめて、それを恥じもしない。 そうまでして何故生きたいの? そんな無様な明日を、なぜ受け入れられるの? 「私は、惜しくないのに。あの夏の日に手が届くなら、こんな命なんて、惜しくないのに……!」 奥歯を、砕けるほどに噛み締める。 もう一度輝きたい。あの夏の日の彼女達のように、自分だけの色で輝きたい。 そう思って、頑張って頑張って頑張って頑張って、ようやく自分なりの夢が見えてきたのに。 プロデューサーだって笑顔にしてみせる、そんなアイドルになりたいって思えるようになったのに。 世界が足元から焼け落ちていく気分だった。 泰葉の周りに、醜く燻った、夢の燃え殻が折り重なっていく。 燃えているのは誰の夢だろう。死んだ少女か、生きている殺人者か。 それとも、怒りの炎の只中に震えながら立ち竦む、このちっぽけな自分自身の―― 「……認めない。絶対に、私は認めません……!」 私は、アイドルであることを捨てる人間を認めない。 だからこそ、やらなければならないことがある。 「――案内してください、小梅さん。私は、その人に会って確かめたいことがあります」 泰葉の申し出に、しかし当の小梅は言葉の意味を理解するだけで数秒はかかったようだった。 そしてその意味を理解したと同時に、彼女は怯え、震え、恐慌し、そして泣き出した。 「やだ……やだぁっ! また戻ったら、また、またあの人に……!」 「ですから、その人を探しに行くと言ってるんです。これ以上、野放しにはできません」 泰葉にしてみれば当然の帰結だった。 恐らくは小梅だけでなく今井加奈にもその銃口を向けたであろうその女性に、 会ってその真意を確かめなければならなかった。 だからこそ、彼女と直に接触した小梅には、協力してもらわないといけないのに。 「そんな……死んじゃう、せっかく、せっかく逃げたのに、また……嫌ぁ……!」 「放っておけば他のアイドルが死にます。貴女もアイドルだったのなら、聞き分けるべきです」 「いや、いやっ……死にたくない……痛いのは、怖いのはやだっ………」 なおも泣きじゃくる小梅を無感情に見下ろし、泰葉は蔑み混じりの溜め息をついた。 なぜこんなにも弱々しい少女が、自分よりもアイドルとして高みにいたのだろう。 誇りも信念もない薄っぺらな子供が、世の中の残酷さも知らぬまま、のうのうと笑っていたのか。 自分が彼女と同じ年頃の時どうだったかを思い出し、泰葉の心中に穏やかならざるものが蠢いた。 もう、我慢が、ならなかった。 制御できない感情に任せ、泰葉は小梅のその蒼褪めた頬を、思い切り引っぱたいた。 突然の痛みと衝撃で、頭の回転がストップしたのだろう。 何が起こったのか理解が追いつかない様子の小梅に、続けて底冷えするような声で告げる。 「既に、私はあなたに失望しました。自分だけが持つ輝きを自ら曇らせる無様さに失望しました。 逃げるだけのあなたに、本来なら興味なんてない。関心なんて持てません。 それでもあなたが無様に逃げ続ければ、代わりに光を捨てないアイドル達が傷つき、死んでいくでしょう。 あなた個人の命の問題ではないと思いませんか? あなたが、かつてアイドルであったのなら」 ひっ、と小梅が呻いたのは、その言葉の冷淡さだけによるものだけではなかった。 泰葉が無造作に突き出した手に握られた、月光を浴びて銀色に光る拳銃。 スタームルガーMk.2の無機質なフォルムが放つ殺気が、泣き喚く気力すら封じていた。 「何を怯えているんですか。麻酔銃ですよ、これは」 毅然とした姿勢とは正反対の小梅の反応が不愉快で、泰葉は真実を告げる。 目の前にあるのが直接的な死の危険ではないと知って僅かに気の緩みを見せる小梅の姿に、 泰葉はまたも心のざらついた部分を逆撫でされるような感覚を味わった。 目撃者たる彼女無しに殺人者を追い詰めることは難しいだろう。 ならば、説得が不可能なら、それなりの方法で対処するしかない。 そう頭で考えている間は、躊躇いは無いわけではなかった。 しかし、実際に行動に移そうとすると、そんなものは冬の朝の霜のように溶けた。 「ただし。私はあなたを眠らせたら、そのままこの場に置き去りにします」 小梅の肩が、ぴくり、と跳ねる。 アイドルでいようとしない、怯えて震える目の前の少女への、これは怒りだろうか。 いや、どちらかといえば、これは榊原里美に対して抱いたのと同じような、失望なのだろう。 心の芯が急速に冷え、自分が自分でなくなるようなこの感覚。 ああ、私は確かに憤っている。そういう認識が奇妙な客観視を持って感じられた。 この感情に身を任せれば、自分はどこまでも冷淡になれるのではないか。 それは自分自身でもゾッとする想像だったが、現に自分の声はそれを証明するように酷薄だった。 「この暗闇の中で、身動きも出来ず、抵抗も出来ずに、たったひとり。 そんなあなたの姿を見つけた人は、一体何を思うのでしょう。 もし次に目覚めた時、あなたの身に何が起こっているのか……楽しみ、ですね?」 なんの表情も交えず、ただ淡々と告げる。 それが一層、自分にとっての最悪の想像を掻き立てたのか。 小梅の顔色は目に見えて蒼白になり、カタカタという音が聞こえそうなくらいに震え出した。 悲鳴を上げる余裕もないのか、歯の根の合わない口からは荒い呼吸だけが漏れる。 「ああ、楽しみにするのは違いますね……だって、きっと、目覚めない」 泰葉はただ青ざめて硬直している小梅まで、あと一歩の距離まで歩み寄った。 そのままスタームルガーの銃口を小梅の薄い胸へと押し当てる。 銃身越しに彼女の早鐘のような鼓動を感じる。 全身の震えを、怯えを、呼吸すらままならないその恐怖を感じる。 泰葉はそのまま抱き寄せるように耳元に唇を寄せて、囁いた。 「――冗談ですよ。私はアイドルですから。そんな酷いこと、するわけないじゃないですか」 小梅の全身が弛緩した。張り詰めていた緊張の糸がぷっつり途切れた瞬間だった。 腰を抜かしてへたり込むと同時に、その見開かれた両目からぼろぼろと涙がこぼれ落ちた。 それを見て胸がすいたというわけではないが、泰葉の怒りとも失望ともつかない感情も、 その感情に裏打ちされた冷淡さも、すっと心の奥に引っ込むのを感じた。 そんな自分自身への、ほんの僅かな畏れも、一緒に。 「とはいえ、あなたがこれ以上協力を阻むなら、私は感情に任せて何をするか分かりません。 私は、出来ることならあなたを死なせたくない。あなたの為でなく、私自身のために。 だから私に、そういうことをさせないでください。これは、冗談ではなく、本音です」 少なくともそれは確かに本音だった。 出来ることなら、アイドルであることを捨てたただの人間とはいえ、傷つけたくなかった。 彼女というよりは、自分自身の誇りを傷つけるようなことはしたくなかった。 しかし、と泰葉は思う。 今井加奈の夢を奪った殺人者に対しても、自分は同じように考えられるのだろうか。 躊躇なく人の命を奪う存在に対して、同じように傷つけたくないと思うのだろうか。 考えるまでもなかった。アイドルは、人を傷つけない。 (そう。だからこそ、“歩く屍”への呵責は、ない) 考えるまでもなかった。アイドルは、人を傷つけない、だから。 人を傷つけるものは、アイドルではない。人間ですらあるものか。 醜く爛れて、異臭を放つ、かつての夢の腐乱死体。 止めなければならないと思った。なんとしてでも。 そんなおぞましいものが、アイドルの生き血を啜って生き永らえていい道理などない。 それに、もしも出会ったら、自分の中で煮えたぎる怒りを抑えられる自信もなかった。 尻餅を付いたままの小梅へと、泰葉は手を伸ばす。 心ここにあらずといった様相の小梅は、泰葉に引かれるまま人形めいて立ち上がった。 ああ、しかし、彼女はなんて酷い顔をしているのだろう。 元々不健康そうな容姿ではあったものの、今やその顔は恐怖と絶望とで引き攣って散々な有様だ。 これが、白坂小梅というかつてのアイドルの表情か。 これが、岡崎泰葉というアイドルが引き出した表情か。 ……違う。そうではない。 「私は、アイドルで在り続ける。だからこそ、いずれ必ず、あなたも笑顔にしてみせます」 私は、私なりのやり方で、この闇も絶望も照らしてみせる。 それが、岡崎泰葉がアイドルである証。これまで生きてきたその全ての証。 この島に残された、希望の灯は消さない。 そう、だからこそ。そのための手段は選べない。 どんなに遠回りしても、その過程でどれだけ絶望を振り撒こうとも。 最後には必ず、希望に辿り着いてみせる。 千川ちひろにも、夢の亡者にも、自分は屈しはしない。 岡崎泰葉が、アイドルが、夢と希望を与えてみせる。 「さあ、行きましょう。この島に残された、本当の輝きを持つアイドル達のために」 泰葉を動かすのは、少なくとも、真っ直ぐな想いには違いなかった。 狂おしいほどの、純粋な願いに他ならなかった。 ▼ ▼ ▼ どうして、どうしてこんなことに。 結局のところ、和久井留美から逃げ出した小梅の状況は、何一つ好転しなかった。 それどころか悪化の一途をたどっているとしか言い様がなかった。 ホラー映画でよくあるどんでん返しのように、自分はもうとっくに死んでいるのではないか。 自分も泰葉という名の彼女も、それどころかこの島にいる全員が本当は歩く死体で。 そんな現実離れした空想ですら、まだ現実よりは救いがあるような気がしてしまう。 逃げたい。逃げ出したい。 もう一度あの怖い女の人のところに戻るなんて、嫌だ。 せっかく逃げたのに、また戻ったら今度こそ殺されてしまう。そんなのは絶対に嫌だ。 あのピカっと光る爆弾を使えば、今度もうまく逃げられるのではないだろうか。 泰葉からも、あの人殺しからも逃げることができれば、死なずに済むのではないか。 そう思いながら、小梅は、すぐ行動に移せないでいた。 またもう一度逃げ出して、次はどこへいけばいいんだろう。 涼さんすら信じられないのに、誰が自分を助けてくれるんだろう。 せっかくこの人から逃げ出しても、今度はもっともっと怖い目に遭うかもしれない。 そう思うと、もう、何もできなかった。 惨憺たる気持ちのまま、時折振り返りながら前を歩く泰葉の姿を小走りで追いかける。 いつも追いかけてきた涼の背中よりも、ずいぶん小さくて華奢な背中。 彼女はどうしてこんなにも自分に冷たく当たるのだろう。自分の何がいけないんだろう。 さっきから必死で考えているのに、小梅には全然分からなかった。 答えを出すには小梅は幼すぎたし、泰葉とは境遇が違いすぎた。 それでも、泰葉が執拗に求めるものへの疑問だけは、未だ小梅の頭をぐるぐると回っていた。 『……あなたは、もう『アイドル』じゃないみたいね』 忘れもしないあの時、銃を自分に向けながら、あの女性が言った言葉を思い出す。 あの人も、泰葉も、自分のことをアイドルではないと言う。 今まで自分はアイドルとして、一生懸命頑張ってきたのに。そのはず、なのに。 アイドルって、なんだろう。 【D-7/一日目 黎明】 【岡崎泰葉】 【装備:スタームルガーMk.2麻酔銃カスタム(11/11)、軽量コブラナイフ】 【所持品:基本支給品一式×1】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本方針:アイドルとしてあろうとしない者達、アイドルとしていさせてくれない者達への怒り。 1:小梅を頼りに、今井加奈を殺した女性(和久井留美)を追う 2:『アイドル』に逢いたい ※サマーライブにて複数人のアイドルとLIVEし、自分に楽しむことを教えてくれた彼女達のことを強く覚えています。 【白坂小梅】 【装備:無し】 【所持品:基本支給品一式、USM84スタングレネード2個、不明支給品0~1】 【状態:健康、恐怖】 【思考・行動】 基本方針:死にたくない、誰も信用できない 1:泰葉には逆らえない 2:隙を見て逃げ出したい……でも何処に? 3:アイドルってなんだろう…… 前:終末のアイドル~what a beautiful wish~ 投下順に読む 次:ドロリ濃厚ミックスフルーツ味~期間限定:銀のアイドル100%~ 前:終末のアイドル~what a beautiful wish~ 時系列順に読む 次:ドロリ濃厚ミックスフルーツ味~期間限定:銀のアイドル100%~ 前:夏の残照 岡崎泰葉 次:彼女たちは袖触れ合うテンパーソン 前:悪夢かもしれないけど 白坂小梅 ▲上へ戻る
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うたわれ水滸伝の森の中Continue ~深淵の鐘もう一度響かせて~に関するWikiページです。 現在データ:進行中のイベント(第7回時点) 1.シエラに関する謎 何処の誰と通信をしている? →どうやらラルハースの方らしいが・・・ 2.クライスに関する謎 クライスの見る影は一体何? 3.ジュリアに関する謎 前領主暗殺事件との関係,背後に蠢く者は? 4.アーフィラに関する謎 光の小道の向こう側には?最も高き場所に至れ! 5.コーデリアに関する謎 コイツは一体何?本当に大丈夫なのか? →"魔族の影"である疑惑 6.大公会議の期間は残2週 この貴重な期間にどれだけの乗法を収集可能か? 7.アレクが学園に存在(印授は1/3) カリウス旅立ち済み 8.ヴァクトン舞姫行方不明 そろそろ代理を立てる必要があるハズ・・・というか真相は? 9.ハサン逃亡中 忘れられているが逃亡中。印綬の3分の1はコイツが所持。 10.ジュリア特戦隊人間化計画第2弾 道化師の課題を解け!現在達成数1。ミリィ復活 11.湿原に住み着いた火龍王 キルトールの言に従って湿原に住み着いた火龍王。発生する不具合は? 12.封印のほつれ 深淵爆弾により外壁の一部が消滅。徐々にほつれが広まっている。 13.伝説の焼きそばパン 購買のお姉さん秘伝の焼きそばパン。幻龍の牙と引き換えよー♪ 14.蘇った団長? ヴァクトン大公とともに会議に出現。サーカス団はダリンゴース在住? 15.ヴァクトン領主が帰国 会議の期間はまだあるが先んじて帰国。真意は? 16.ラプラタルがオメラスに存在 大公会議に出現。目的は? 17.アシュトンに監視者 "蝿の魔族"テュリアの眷属を目撃 18.レディ活動開始 犠牲者1名。現在はラルハースに帰国? 19.ダリンゴースで武闘会? 豪商ホフマン主催。腕に自信のある者来たれ! 追加データ:進行中のイベント(第13回) 1.4魔貴族各地で暗躍中 ヤナンカラン撃退済み,ラプラタル確認済み 2.北の山の妖精騎士 守護者へと至る道,選択は如何に? 3.プラクティーズ活動中 2年目開始時点でダリンゴースに駐屯,英雄人形(舞姫)確認 4.ラルハース活動活発化 冬が訪れない湿原,暗殺者の活動その他 5.アラゾフ国境紛争 南の砦にて小競り合い発生中,クライス曰く「黒と赤以上の同時侵攻は非常に危険」 現状戦力はクライス&エリクーレ党&ケルヴィン 6.オメラス諸王国に動きあり? シゼの報告によれば傭兵などの流入が活発化しているらしい・・・が 7.オルタティア領主交代 ガリアス主導により,商業化+情報資源の徹底利用が行われている模様。 8.地下迷宮探索続行中 第1層途中で打ち切ったまま。アーシェル・パルドはレディに憑依中 9.シエラ&ルーニア捕縛中 バッスル領内ロクド山系を帰還中に山賊らしきものに囚われた模様 10.ハサン逃亡中 忘れられているが逃亡中。印綬の3分の1はコイツが所持。 11.ダリンゴースで武闘会? 豪商ホフマン主催。腕に自信のある者来たれ! 12.ニコル領主化進行中 そろそろかなりの技能を揃え始めている予感・・・ 13.ジュリア特戦隊人間化計画進行中 クレア&ミリィ復活済み,残り2箇所 14.セレンの弟探し計画進行中? シゼの探索済み地域→アラゾフ&クレンタス&オルタティア&バッスル&カフヴァール 15.キルコメ進行中 レディの行状とかコーデリアの怪我とか委員長のご機嫌取りとか 16.ジュリア依頼(山賊調査)実行中 借金残り金貨56枚,コツコツ返していきましょう 後,表面的には何があったかな? 道化師に関する情報とか割と出始めてるけど。 思いついたら追加よろしく。